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付随対象著作物の利用

付随対象著作物

写真の撮影、或いは録音又は録画の方法(写真の撮影等)によって著作物を創作する場合、写真の撮影等の対象(被写体等)になる事物等と、切り離すことが困難な著作物であり、かつ写真等著作物における軽微な構成部分となる著作物は、付随対象著作物と呼ばれます(著作権法30条の2第1項)。なお、録音は音を物に固定し、又はその固定物を増製することを言います(著作権法2条1項13号)。また、録画は映像を連続して物に固定すること、又は映像を固定した固定物を増製することを言います(著作権法2条1項14号)。

付随対象著作物の権利制限

この、付随対象著作物は、写真の撮影等によって行われる創作に伴って、複製・翻案することができます(著作権法30条の2第1項本文)。また、写真の撮影等によって創作された著作物の利用に伴って利用することができます(著作権法30条の2第2項本文)。例えば、付随対象著作物が映り込んだ映像を上映したり、付随対象著作物が映り込んだ写真をインターネット上でウェブサイトに掲載して公衆送信することも、認められます。

付随対象著作物の利用の限界

付随対象著作物の複製・翻案は、付随対象著作物の種類及び用途並びに複製翻案の態様に照らして著作権者の利益を不当に害しない範囲で認められます(著作権法30条の2第1項但書)。また、写真等著作物の利用に伴う付随対象著作物の利用も、同様に付随対象著作物の種類及び用途並びに利用の態様に照らして著作権者の利益を不当に害しない範囲で認められます(著作権法30条の2第2項但書)。すなわち、付随対象著作物の利用は、①付随対象著作物の性質と、②利用の態様の両面から観察して、付随対象著作物の著作権者の利益を不当に害しない範囲で認められるに過ぎません。

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