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アイディアや構成と著作権の保護

著作権法で、構成やアイディアは保護されません。他の作品を参考にしていても、インスパイアは適法で、盗作は違法ということになります。

映画も舞台も未見なので上記の引用ツイートで言及されている事案については、そもそもコメントする前提知識がありません。

ただ、著作権法で保護される「表現」と、保護されない「アイディア・構成」の区切りは曖昧です。

個人的な見解としては、作品として世に出ている以上、「アイディアや構成」も表現されていることになります。

このあたりの個人的見解は、こちらの記事にまとめていますので興味のある方はご参照ください。

そうすると、「アイディアや構成」も「表現」物の内容のひとつということになります。

ただ、今の著作権実務では、アイディアや構成は保護されないというマジックワードが使われることがあります。

そうであれば、結局行われているのは、保護される「表現」と保護されない「表現」の切り分け作業ということになります。

いわば、著作権法において明文で要件とされていない要保護性の判断が実質的に行われ、解釈の歴史的な経緯から要保護性を欠く表現を「アイディア」と呼んでいるのが実態に近い状況があるのではないかと考えています。

このとき、あらすじや、さらに大きな物語の「構成」というものは、保護されない傾向にあります。

つまり、具体的な表現を煮詰めていって、あらすじのレベルまで抽象化してしまうと、薄まりすぎて、著作権法で保護されるべき表現としての要保護性を欠くと判断される場合が多いと考えられます。

異なる作品の比較においても、あらすじが似ているだけでは、著作物の類似性(ひいては表現の要保護性)がないという判断に至ることになります。

あらすじレベルで保護されないという判断が多いのですから構成というさらに抽象的なレベルに来るとさらに保護しにくいということになります。

 

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