iTやコンテンツの法律/知財問題を重視する弁護士です

サービスと、ストーリーを紐づけるのは、やはり、キャラクターということになりそうです。また、より深く検討していくには、キャラクターグラフィックとキャラクターという概念を区別すべきと考えています。ストーリー→グラフィック→キャラクターグラフィックという媒介経路を経て、キャラクターが果たすべき役割とは、どういったものなのでしょうか。

まずは、基本の役割として、アイキャッチの役割を果たすことになるでしょう。これは、キャラクターグラフィックにしても、それ以外のグラフィックにしても、持ち得る効果であり、また、この効果は基本的なものですが、反面、一番強い力を持ちうるのかもしれません。また、併せてキャッチコピーが重要となってくるのでしょう。

ストーリーは、アイキャッチとしてのグラフィックに個性を与える効果があるのかもしれません。

アイキャッチの次に、コミニュケーション・ツールという性質が存するということになります。このコミニュケーションツールとしてのキャラクターに、付加価値を与えるのもストーリーという位置づけになってくるのかなと、考えています。

ここで、紐づけ、媒介の役割は、キャラクターが果たすのか、グラフィックが果たすのか、という問題があります。グラフィックはアイキャッチとして意識を引き付け、そのうえで、キャラクターがコミニュケーションツールとして機能することになるのであれば、双方は連動して機能することになります。そして、キャラクターとグラフィック双方の性質を有するキャラクターグラフィックスは、アイキャッチとしても、コミニュケーションツールとしても機能することが期待されるわけですから、非常に重要な位置づけと言えるのでしょう。

ここでもストーリーコミニュケーションツールとしての機能を補強する効果を持つのではないでしょうか。

ところで、キャラクターで集客は可能なのでしょうか。おそらく、キャラクターとして集客するというのは、キャラクターの機能としては2次的、付加的な価値なのではないかと考えられます。キャラクターが独自に集客効果を発揮するというのは、アイキャッチやコミニュケーションツールとして機能して、さらにその機能性が良い場合等、話題になる口コミ効果と考えられます。

したがって、キャラクターの位置づけとしては、まずはアイキャッチやコミニュケーションツールとしての効果が先行するのではないでしょうか。

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